川崎市まちの樹50選・指定番号29
多摩区登戸・登戸稲荷社のケヤキ(欅)
川崎市多摩区登戸に鎮座する登戸稲荷社。古くからこの地の人々に「登戸稲荷社」として親しまれ、五穀豊穣や商売繁盛、家内安全の神様として厚い信仰を集めてきました。
御祭神は、穀物や食物を司る宇賀魂大神(うかのみたまのおおかみ)。
「宇迦魂大神」や「倉稲魂命」とも表記され、一般に稲荷神として知られる神様です。
その起源ははっきりしていませんが、戦国時代、武田家の家臣だった吉沢兵庫という武士が登戸の地に帰農し、邸内の鎮守として祀ったことが始まりと伝えられています。
その後、登戸村小名東耕地の鎮守として地域の人々に大切にされてきました。
しかし、この神社もまた、多摩川とともに歩んできた歴史があります。
安土桃山時代の天正18年(1590)には、多摩川の大洪水によって社殿が流失。その後、旧屋敷の敷地を譲り受けて再建されました。さらに江戸時代後期には嵐によって社殿が損傷し、再び修復・再建されています。
現在の社殿は嘉永6年(1853)に再建されたもの。





