川崎市まちの樹50選・指定番号43
麻生区千代ヶ丘・千代ヶ丘9丁目の椨の木(タブノキ)
樹齢800年ともいわれるタブノキ、通りに面した民家の敷地入口に、まるで門番のように堂々と立っています。
800年の時を刻む、威風堂々のタブノキ
伝承によれば、所有者のご先祖は、楠木正成の一族に繋がるとされ、足利幕府に追われこの地へ移り住んだそうです。
それが今からおよそ500年前。
そして、その頃にはすでに、この場所にこのタブノキが立っていたのだとか。
長い年月を生き抜いてきた幹は太く、枝を大きく広げたその姿は圧巻。
住宅街の一角にありながら、ひと目見ただけで思わず足を止めてしまうほどの存在感があります。
風雨にさらされ、幾度もの季節を越えてきた樹皮には、悠久の時が刻まれているかのよう。
幾世代もの人々の暮らしを見守り、周囲の景色が変わっていく中でも、ただ静かに立ち続けてきた一本の木。
800年という歳月を想像しながらその姿を見上げると、一本の巨木が、この土地の歴史そのものに見えてきます。







