川崎市まちの樹50選・平1丁目「ケヤキ」

川崎市まちの樹50選・指定番号22

宮前区平・平1丁目の欅(ケヤキ)

平を見守る、一本の欅

多摩丘陵に建ち並ぶマンション群を背景に、平一丁目交差点を見下ろす小高い場所に、一本の欅が立っています。

近くを流れる平瀬川から少し離れると、坂道が続く宮前区平。

この「平」という地名ですが、一説によると古くこの地を領した「葛山平殿」という人物に由来するという説があり、川崎市のウェブサイトにも、江戸時代の『新編武蔵風土記稿』に「平」の名が記されているとありました。

一方で、「平(たいら)」は、なだらかな傾斜地を表す言葉でもあり、丘陵と平瀬川がつくる穏やかな地形から名付けられたという説もあります。

丘と坂、そして平瀬川が織りなす平の風景。

その景色を高台から見渡すこの欅を眺めていると、土地の姿そのものが「平」という地名につながったよう気がします。